鬼滅の刃を見て
巷では鬼滅の刃が大ヒット中である。
あまりのフィーバーぶりに感化され先日近くの映画館に足を運んだ。
この映画では様々な絆が描かれている。
親子、兄弟、師弟の絆など..,
この物語は当たり前であるはずの日常が、主人公の家族の死という形で跡形もなくなくなってしまうところから始まる。
主人公やその仲間たちは、それぞれの絆を深めながら鬼たちと戦っていく。
ラストシーンでは、鬼殺隊の隊長の煉獄杏寿が幼少のころ「強く生まれたものが弱いものを守るのは責務」と言って抱きしめてくれた亡き母に褒められながら笑顔で死んでゆく。
彼は自分の命よりも、仲間との絆、母との約束を守ることを選んだ。
人はいつか必ず死を迎えるはかない存在であるからこそ、今を生きる命は限りなく美しく愛しい。
今この映画が人の心を捉えてるのは、人が生きる意味について、ストレートに描き切っているからだと思った。