不安の力(2)

私がこの本を買った時は第三次平成不況の最後の年で、中国からSARSが蔓延しだしていた時期で今と似通った時代だった。

そんな時期にこの本を手に取ったのは必然だったのかもしれない。

今この本を読み返して見て改めて思うのは。

不安は大きく観ると社会のひずみなどから生まれてくるし、個人的にも多岐に及ぶが

人として生きていく上では、泣いたり、笑ったりすると同じぐらいに自然なことであるということである。

「不安を感じるのがその人間にとっての人間らしさのあかし」だと五木氏は言っている。

今の時代、オススメの一冊である。

最後まで読んでくださってありがとうございました。